日本はPK戦の末クロアチアに惜敗し、初のベスト8進出はならなかった。

GK川島永嗣は4大会目のW杯。DF長友とともに、ベテラン勢としてチームを支えてきた。

試合後、川島のミックスゾーンでのコメントは以下の通り。

 

「正直なところ、絶対にこの壁を乗り越えられると思っていましたし、それは試合をベンチから見ていてもそういう気持ちでした。そういう中で、この結果を受け入れなければいけないというのは非常に悔しいですし、1人1人これだけやってきたことを考えれば、言葉も見つからないですけど。ただ、まだまだ若い選手もたくさんいるし、この経験はこのチームにとっては大きな経験になる。まだ試合終わったばかりですけど、次を向いて、特に若い選手たちには前に進んでいってほしいなと思います」

-試合展開を振り返って

「予選のグループと相手のやり方も違いますし、そういった意味で、そういうところをしっかり自分たちとしては気をつけていこうと話はしていました。試合の進め方に関しては本当に1人1人が体を張ってちゃんとして、やらなければいけないことは120分やり切ったんじゃないかなと思います」

-大舞台でのPK戦について

「PKについては蹴った選手は勇気のある選手。自分たちから進んで決断した勇気のある選手だと思う。こういう結果になってしまったのは残念ですけど、1人1人顔を上げて、やってきたことを誇っていいんじゃないかなと思います」

-4大会W杯に関わり、今回のチームを振り返って

「最高のチームだったと思います。もちろん選手として1人1人の能力もそうですし、みんなそれぞれ4年間犠牲を払ってきた中で、試合に出ている選手もそうですし、出ていない選手もチームのために、全て試合に勝つためにやっていた。今までの中でも最高のチームじゃないかなと思います」

-負けた後に選手に声をかけている姿が印象的だったが

「これだけ選手たちがやってきた4年間を自分も見ていますし、試合の結果だけじゃなくて、1人1人の選手たちがそういう犠牲を払ってここまで来たのは素晴らしいことだと思いますし、みんな1人1人が誇れることだと思う。この壁は破れなかったですけど、ドイツスペインを破って、これだけ結束したチームにできたことは、1人1人誇って良いんじゃないかなと思います。そういう声をかけました」

-自身の4年間は

「ロシア(大会)の後、自分がこの場にいるかどうかっていうのは考えられてなかったですし、いま自分がいる分、ここにいられなかった選手たちのために、今まで成し遂げられなかったことをやりたいなという気持ちでここまで来ました。結果はこうなってしまいましたけど、W杯という夢を見られる舞台をこの4年間見続けることで自分自身も大きな、モチベーションもそうですし、夢を持ってここまで来られた。そこに関しては自分にとっては感謝しかないですね」

-権田選手については

「大切な場面でも落ち着いていましたし、大会前からも落ち着いていた。しっかり準備して周りとコミュニケーションとって、プレーもそうですし、普段のトレーニングの取り組み方やチームメートとの関わりも含めて、素晴らしい選手だと思います」

-代表での去就について

「終わったばかりで気持ちの整理もつかないんで。それはまた」