1次リーグ首位突破した日本(FIFAランキング24位)は史上初の8強をかけて、前回準優勝でF組2位のクロアチア(同12位)と対戦し、PK戦までもつれこんだ死闘の末、力尽きた。MF鎌田大地(26=フランクフルト)は全4試合で先発し、今大会の攻守の要として奮闘。この日は後半30分で交代し、最後までピッチに立つことができなかった。試合後の鎌田のコメントは以下の通り。

-前半はいい形で入ったが後半は?

「やっている感じは今大会4試合のうちで1番いい試合をしていた。チームとしてトライはできていた。プラン通り1-0のままで終わればいいと思っていたし。追いつかれたとしても2失点目だけは避けてという思いでいた」

-言い表せない感情は120分出たかったということ

「もちろん、選手なんでピッチに居続けたかった。PKも蹴りたかった。今まで常に、フランクフルトだとピッチに立ってPKを蹴りましたけど。初めて外で見て、やはり出られないのは自分が責任が取れないし。外で見ているのは無力だと思った。ピッチに立ち続けたかった気持ちはあります」

-クラブでキャリア積んだ。W杯でやる喜びをどう感じたか

「今回のW杯、本大会までは自分は外されたりした。走行距離が多いとか、プレスに行く回数とかは正直、いつも通り、自分にとっての最低限。それプラスアルファを求められている。次のW杯向かっている。その次の大会はもっと、自分ができるだけいいクラブで、しっかり力をつけたい。精進するだけ」

-鎌田選手にとってW杯のチームはどんなチームだったか?

「みんなここまで来る選手はプライドがあるし、1番だと思っている選手が集まる。高校サッカー以来、チームのため、自分を犠牲にしてチームのためにやるという感覚があった。これが日本のために戦うことだと感じた。活躍した選手はうれしいだろうし、みんなが同じ気持ちということはありえない。そういうことを一切見せずにチームのためにやっているのがこのW杯」

-このW杯でさらに自分の道が変わったか

「4年後は間違いなく自分にとって最後のW杯になる。この4年間を意識しながらやっていきたい」。