負けられないFIFAワールドカップ(W杯)3位決定戦に向けて、クロアチアの期待の逸材が経験を糧にする。

17日にDFヨシュコ・グバルディオル(20=ライプチヒ)がドーハ市内で記者会見に出席。最終ラインを守る期待の逸材は、今大会で評価が急上昇。しかし、13日のアルゼンチンとの準決勝ではメッシの巧みな技術に翻弄(ほんろう)された。「いい経験ができた。今はモロッコ戦に集中している」。苦い思いもさらなる成長につなげるだけだ。

会見に同席した31歳のFWクラマリッチは、クロアチアが初出場した98年大会で3位になったことに触れた。「あの時の感情は覚えている。歴史的な試合だと認識しないと」。悲願の優勝には届かなかったが、3位になる意味は大きい。躍進で勢いに乗る相手を豊富な経験値で止める。