続出する体調不良者が心配されていたフランスだが、決勝への影響はなさそうだ。

発熱症状があった主力のMFラビオ、DFウパメカノ、攻撃の切り札のFWコマンが、準決勝のモロッコ戦を欠場。ウパメカノとコマンはベンチ入りしたが、ラビオは宿舎で静養していた。デシャン監督は「インフルエンザの季節だし、気をつけないといけない」と警戒しながらも、この3人を決勝で起用できる見通しを話した。

史上3カ国目の連覇を目指す前回王者にも、強力なエールが届いている。14日の準決勝モロッコ戦後、フランスのマクロン大統領がチームのロッカールームを訪問。選手たちをねぎらい、決戦へ向けて熱く激励した。そのマクロン大統領が、ケガで離脱したFWベンゼマらをW杯決勝に連れて行く計画を立てていると、スペイン紙「マルカ」が報じた。他にも欠場したMFポグバ、MFカンテらも帯同したいと考えているという。

ベンゼマはすでに所属するレアル・マドリードの練習に復帰。決勝でメンバーに合流する可能性について、準決勝後に聞かれたデシャン監督は「次の質問に移りたい」とあしらったが、今後の行方が注目される。