日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(60)は31日、都内で開いたワールドカップ・ロシア大会の日本代表メンバー23人を発表した会見冒頭のあいさつの中で「スポーツマンシップ」「フェアプレー」という文言を口にした。

 田嶋会長 6大会連続、6回目のワールドカップに出場します。マイナーだった時代から7期にわたり支えてくださったスポンサー、サッカーファミリー、ファン、サポーター、指導者の方々、メディアの皆様のおかげで、日本サッカーはここまで来ることが出来ました。選手にとってワールドカップは夢です。限られた選手たちが出られる、最高峰の戦いの場です。スポーツマンシップにのっとった戦いをして欲しい。日本サッカー97年の歴史とワールドカップ出場20年の歴史を持って、サムライブルーをバックアップしたい。最後までフェアプレー精神を持って戦いたい。

 昨今、日大アメリカンフットボール部の選手が、悪質な反則で関西学院大の選手を負傷させた問題が、世の中で大きな議論となっている。田嶋会長は「スポーツマンシップ」「フェアプレー」という文言を繰り返した意図については言及していないが、世の中の情勢を踏まえ、口にした可能性はある。【村上幸将】