初のW杯出場を射止めたMF大島僚太(25=川崎F)は“奇跡”と喜んだ。

 静岡学園高3年時、大学に進学してサッカーはやめる予定だった。だが秋に川崎フロンターレのスカウトの目に留まり入団。そこからのW杯代表にまで上り詰めた現在に「奇跡だと思う」としみじみ。

 FWカズらを輩出した静岡学園高から初のW杯戦士に「僕みたいな身長と体格でも日本代表のチャンスをもらえるのはすごくうれしい。技術を大事にした学校の教えをやってきて良かったと本当に思います」と母校への感謝を口にした。吉報を受けた夜には、等々力競技場に近い武蔵小杉駅前でサポーター約2000人が集結しての壮行会も行われた。「スター選手と対戦する機会はめったにない。束になってかかって倒したい」と意欲を見せた。