ワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会に向けてオーストリア・ゼーフェルトで事前合宿中の日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２６＝デュッセルドルフ）が４日、紅白戦で主力組に入った。

　５月３０日国際親善試合ガーナ戦では１・５列目の左シャドーで先発したが、不発。この日は４－２－３－１で２列目左を務め「（３バックからシステム変更したが）すっと入れた。フィニッシュのところが求められていると思う。決めきるところに入っていって周りと絡みながら好機をつくっていきたい」と意気込んだ。

　練習前には円陣を組み約８分間、西野監督から指示があった。システム変更の意図を説明されたようで「４－５－１は慣れ親しんだ形。違和感なくやれた」。特にボランチに入ったＭＦ大島との連係には「サッカー観が同じ。（大島）僚太とやりにくい選手はいないと思う」と手応えを得たようだった。