ヴィッセル神戸入りしたMFイニエスタのスペインは、ホームでスイスと1-1で引き分けた。セルヒオラモス主将が欠場し、イニエスタはキャプテンマークを巻いて先発。序盤は4-3-3の布陣が機能せずに苦しむ中、ポジションの修正を指示し、チームを引っ張った。決まらなかったが、シュートも4本放った。

 イニエスタはワールドカップ後に代表を引退するとみられ、これがスペインで“最後”のプレーになることが濃厚。後半10分の交代時はスタンディングオベーションで送られた。すると、その後からチームはバランスを崩して、同17分に失点して引き分けどまりに。イニエスタの存在感をあらためて印象づける結果となった。

 ロペテギ監督は「彼は今、素晴らしい状態。さらにどこまで力を発揮するか楽しみ」とベテランMFへの期待は大きい。