西野監督は4日午後の戦術練習でオーストリア入り後初めて4バックを試し、トップ下に本田や柴崎、香川を置いた。8日スイス戦と12日パラグアイ戦では、すでに3バックと4バックを併用する考えを示している。この日の練習後には「今日“は”4バック。(明日は?)クエスチョンですね」とニヤリ笑ってけむに巻いた。

 指揮官の真意はつかめないが、4-2-3-1は、同じシステムのスイス戦に向けた準備か。欧州での2試合は、試合中に4バックから3バック、あるいは逆のシステム変更をガーナ戦のように行う見込み。タイプの違うコロンビア、セネガル、ポーランドへの対策となる。なお、紅白戦では岡崎、香川が1度も主力組に入らず、吉田の相棒は昌子が務め、右サイドバックの酒井宏を所属のマルセイユでも経験した左で使ってみるなど“実験”が続く。