本田圭佑(パチューカ)が13日、32歳になった。髪を切って準備も終え、誕生日に縁の深いロシアへ。12日パラグアイ戦後に続き、この日も取材には応じなかった。32歳の第一声はツイッターで。「時間に対する意識がまだまだ低い。もっともっと大事にしないと」。出発のインスブルック空港で報道陣から花束を贈られた時だけ、わずかに笑みをみせた。

 パラグアイ戦は出番がなかった。ベンチのまま終え、目の前で同じトップ下に入った香川の復調ぶりを見せつけられた。試合後は雨の中、控え組のメンバーと黙々とトレーニング。表情ひとつ変えずシュートを蹴り込んだ。

 どうやらトップ下の指定席は、本田VS香川の構図に。8日のスイス戦後には「真司が控えていて、結果を出さないとポジションを取られるという危機感を持っていないと、話にならない」とすでに“予言”済み。いまさら慌てるはずもない。自信もある。第2の故郷ロシアで研ぎ澄ます。

 CSKAモスクワに所属していた4年間のロシア生活は人生そのものといえるほど、いろいろあったが、街も人も気に入っている。ロシアでも勝ち取って、認めさせ、周囲を黙らせてきた。ロシアに凱旋(がいせん)し、勝利とゴールで自らの記念日に花を添える。【八反誠】