日本代表がコロンビア代表を破った。

 MF長谷部誠主将(34=フランクフルト)が、途中出場したコロンビアのエースFWハメス・ロドリゲス(26=Bミュンヘン)について、本調子ではなかったという見方を示した。

 ロドリゲスは左ふくらはぎの故障で先発を外れていた。開始早々に退場者を出して先制されるまさかの展開に、後半14分から登場。コロンビアのサポーターが詰めかけたスタジアムはこの日一番の大歓声に包まれた。だが、チームを救う得点が奪えなかっただけでなく、日本に脅威を与えるシーンもなし。たまにふくらはぎに手を当てる場面もあり、運動量も少なかった。

 長谷部はロドリゲスについて「彼がいる、いないは大きかったし、出てきたときにはかなり注意した」と明かした。「たしかに、ブンデスリーガで見るハメスの本調子にはほど遠かったかなと思う」と、強行出場であっただろう相手エースのコンディション不良を察した。危険なシーンは作らせずに試合を終え「最終的に決定的な仕事はさせなかった。チームとして、彼のところは抑えられたかな」と前向きな表情を見せた。