日本がコロンビアから金星を挙げてから約1時間後に行われた試合で、セネガルがポーランドを2-1で下して白星発進した。

 試合開始直後は慎重な立ち上がりで、ファーストシュートまで13分かかった。MFサネが約30メートルからのFKを直接狙ったがゴール左に外れた。5分後にもFWニャンがシュートを放ち、徐々にペースをつかんだ。

 すると、前半38分に待望の先制点を奪う。ニャンが自陣での浮き球を相手と競りながら奪取すると、すぐさまドリブルを開始。エースのFWマネを経由して、最後はエバートンで活躍するMFゲイがペナルティーエリアの外からミドルシュートを放った。これが相手DFチョネクに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれ、オウンゴールとなった。

 後半には相手の不用意なバックパスをニャンが見逃さず、相手GKより早くボールに触って独走。最後は無人のゴールに決め、突き放した。終了間際の同41分にFKから失点を喫したが何とか1点を守り抜いた。

 前日会見でシセ監督は「セネガルは可能な限り最高の選手を並べ、とても美しいチームだ。ポーランドはビッグチームだが、我々には全くコンプレックスはない」と選手たちを信頼し、自信を見せていた。初戦で前回王者フランスを破る金星を挙げた02年日韓大会に続き、またもや欧州の強豪を撃破して、1次リーグ突破へ前進した。