エジプトのエースでイングランドのプレミアリーグ得点王のFWモハメド・サラー(26=リバプール)は、ワールドカップ(W杯)デビューでPKの1得点に終わった。チームは2連敗で、1次リーグ敗退の危機にさらされた。サラーは試合後、無言を貫いた。

 5月末の欧州チャンピオンズリーグ決勝で左肩を負傷。W杯に向け攻守高める最も大事な時期に約3週間、チームを離脱した。0-1で敗れた初戦のウルグアイ戦はベンチ入りしたが出番なし。ロシア戦で満を持して先発したが、パスのタイミングが味方と合わず、武器の左足シュートも影を潜めた。クペル監督は「彼が合宿に来られなかったのは残念。チームの連係などを共有したかった」と無念の表情を浮かべた。