ワールドカップ・ロシア大会に出場している日本代表MF宇佐美貴史(26=デュッセルドルフ)が、初出場に向けて思いを募らせた。

 大一番となる1次リーグ第2戦のセネガル戦を翌日に控えた23日、エカテリンブルクの試合会場で練習。冒頭15分を公開し、芝生の感触を確かめた。「芝生は(カザンの)練習場より100%いい。ドリブルで詰まることもない」。

 コロンビア戦はベンチで終わり、W杯初出場はならなかった。憧れの舞台に建つために「出たいという気持ちを積み重ねていくことで、チームのために行動を起こし続けていくことができる。コロンビア戦で出られなかったメンバーはみんな準備をしている。それがチーム力に変わっていく」と自身を奮い立たせている様子だった。

 セネガル戦では出番が回ってくる可能性もある。出場した時には「(相手は)ボールウオッチャーになる瞬間がある。個の能力でカバーしようとしてマークがふっと抜ける時がある。動きだしで隙を突いていく」と、初出場のイメージを膨らませた。