サッカーW杯の決勝トーナメント1回戦で日本と対戦するベルギー代表のマルティネス監督とFWのE・アザール(27=チェルシー)が1日に記者会見に出席した。

 マルティネス監督は、1次リーグ最終戦のイングランド戦で決勝ゴールを決めたFWヤヌザイ(23=Rソシエダ)がけがで出場できない状態にあることを明かした。「トレーニングでけがをした。膝を打った」と話し、日本戦には間に合わないことを示唆した。一方で状態が心配されていたDFコンパニ(32=マンチェスターC)に関しては「体調を整えてくれた。セレクションはできる。トレーニングを見たい」と、起用できるところまで回復していることを明かした。

 ヤヌザイの欠場はマイナスだが、それでもベルギーにはE・アザールをはじめFWルカク(マンチェスターU)た強力な攻撃陣がそろっている。E・アザールは「彼(ルカク)とは動き、ポジションが自動的にわかり合えている。彼はトッププレーヤー。3つチャンスがあれうば2回は得点できる。(チームに)いることは本当にラッキーだ」と、エースの好調ぶりを語った。

 日本を侮ってはいない。「選手の質は高い。欧州のクラブでプレーしている選手もいる。楽勝だとは思っていない。真剣に、なんとか勝たないといけないと思っている」と話した。FIFAランク3位の強敵との真剣勝負。日本は厳しい戦いを強いられることになりそうだ。