プレミアリーグのアーセナルが、日本代表MF香川真司(29)が所属するブンデスリーガのドルトムントから、ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプロス(30)を完全移籍で獲得したと発表した。背番号は5。パパスタソプロスはアーセナルを通じ「全てが特別だ。美しい瞬間だよ」とコメントした。

 パパスタソプロスは05年に母国のAEKアテネでプロデビューし、セリエAのジェノア、ACミランを経て11年にブンデスリーガのブレーメンに移籍。13年からはドルトムントでプレーし、守備の要として活躍。ドルトムントでは5シーズンでリーグ戦130試合に出場し、7ゴールを挙げた。

 アーセナルには、1月にドルトムントからガボン代表FWピエールエメリック・オバメヤン(29)が移籍も、リーグ戦で6位に終わり来季の欧州チャンピオンズリーグの出場権を獲得できなかったほか、UEFAヨーロッパリーグでも準決勝で敗退。アーセン・ベンゲル監督が、約22年の長期政権に幕を下ろした。

 その後、パリ・サンジェルマンの監督を退任したウナイ・エメリ氏が新監督に就任し、ユベントスからスイス代表DFステファン・リヒトシュタイナー、レバークーゼンからGKベルント・レノを獲得と、新体制への急速な移行を進めていた。