日本代表の次期監督選定に当たり、日本協会側に売り込んでいる外国人100人超の1人、元ドイツ代表FWユルゲン・クリンスマン氏(53)が6日、英BBCのW杯ロシア大会テレビ中継で解説するため、首都モスクワの特設スタジオに姿を見せた。ドイツ、米国代表監督を歴任した指揮官は、詰めかけた日本の報道陣を見かけると「ハウ・アー・ユー(元気ですか)?」と余裕のあいさつ。その後「日本代表の監督になるんですか」「契約は済ませたんですか」「(田嶋)会長と会う予定はありますか」と矢継ぎ早に質問が飛んだが、応じなかった。

 準々決勝ブラジル対ベルギー戦の開始2時間ほど前にスタジオ入りし、赤の広場をバックに映像を見ながらゲスト解説。日本に3-2で逆転勝ちしたベルギーが、優勝候補ブラジルを2-1で破った試合を見届け「衝撃的だ。ものすごく団結している」と高く評価していた。