クロアチアのラキティッチは大雨の中で銀メダルを首に掛け、悔しさをかみしめた。クロアチアの主要紙ベチェルニ・リストによると30歳の万能MFは「雨が降ったのは偶然ではない。空も泣いているからだ」と話し、感傷に浸った。

 前半8分、左コーナー付近から股下を抜くパスでストリニッチを切り込ませる。同11分には緩いロングパスでペリシッチをゴール前に走らせた。序盤から好機を演出し、シュートも3本放ったが、得点は遠かった。

 同紙によると試合後のロッカールームでは、二枚看板としてともにチームを引っ張った32歳の主将モドリッチとメッセージ入りのユニホームを交換。「美しい時を共有できて誇りに思う」と書いたモドリッチに「一緒の時を過ごせたことは、最大の名誉だった」と返答し、代表引退も示唆した。