マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドで元フランス代表FWのエリック・カントナ氏(51)が、マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督(46)にマンUを率いて欲しいと希望しているという。
ESPN電子版によるとカントナ氏は、現在マンUを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督(54)のことは好きだが、監督としてはグアルディオラ監督を買っており、マンUの指揮官にふさわしいと考えているのだそうだ。
モウリーニョ監督が率いるマンUは現在プレミアリーグで首位マンCに続く2位。欧州チャンピオンズリーグでも22日の試合でバーゼル(スイス)に敗れたものの、A組1位をキープしている。マンCとは勝ち点8差と開いてはいるが、全体としては及第点の戦いぶりといえる。
ただモウリーニョ監督の守備的なアプローチが、イングランドでは批判の対象になりつつあるという。カントナ氏は、攻撃サッカーがマンUの伝統の1つと考えており、チームに攻めのクオリティーをもたらすことのできる指揮官が別にいると感じているようだ。
カントナ氏は英BBCの番組で「モウリーニョがマンUに来る前から、彼のことは監督として好きだと言ってきた。知的で賢く、すべてのプレッシャーを1人で背負うことができる。カリスマがあり、これまでも、またこれからも多くのタイトルを勝ち取るだろう」と話した。
その上で「だが私がプレーしたフットボール、そしてファーガソン監督が行ったフットボール、その前にマット・バスビー(かつてのマンUの監督)がやってきたものは、いずれもとても創造的なフットボールだった。私はバルセロナを率いていた頃のクライフが好きだ。70年代のアヤックスも。そういったフットボールを見て育ち、ファーガソン監督とともに作り上げたフットボールは創造性に満ちていた。だから私はグアルディオラが好きで彼にマンUの監督をしてほしいと思っている」と付け加えた。
カントナ氏は、なぜマンUの経営陣がグアルディオラ監督の招請に動かなかったのか理解ができないという。「私は、守備的なフットボールを志向する人間(モウリーニョ)をなぜマンUに呼んできたのか理解できない。いくら素晴らしい監督で素晴らしい人間だとしても」。
そして「私はマンUのライバルであるマンCの試合を見ることはないが、グアルディオラが率いるチームでプレーしたかったとは思うね」と話し、ライバルクラブの指揮官を高く評価した。
グアルディオラ監督はマンネリ化を避けるために、3年周期で別のチームに移るとも言われている。マンCで3季目となる18-19年シーズン中には、マンUは就任オファーを出すべきなのかもしれない。
【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)


