元ドイツ代表のディートマー・ハマン氏が、シャルケのGKアレクサンダー・ニューベルにバイエルン・ミュンヘンへの移籍を勧めている。

大衆紙「ビルト」や専門誌「スポーツビルト」など複数ドイツメディアによると、Bミュンヘンはラルフ・フェアマンから守護神の座を奪い取ったニューベルの獲得に興味を持っているという。しかし、先週末開催されたブンデスリーガ第30節ブレーメン戦後、Bミュンヘンのハサン・サリハミジッチSDは「いったい我々はどれくらい多くの選手とコンタクトを取っているというんだ?(新たなうわさが挙がるたびに)本当に笑ってしまうこともある」と、うわさを否定していた。

そんな中、ハマン氏は「Sky」のサッカートーク番組に出演した際、ニューベルと同じシャルケの出身で、その後Bミュンヘンへと旅立っていったマヌエル・ノイアーとともにトレーニングできることの重要性を説いた。

「もちろんニューベルを獲得したとしても、1年、ひょっとしたら2年目も、彼をベンチに置くことになるかもしれない。でもその後は必ず(Bミュンヘンでも)試合に出られるに違いない。(シャルケで)試合に出場するよりも、(今のニューベルにとっては)学ぶ時間のほうが大切だ。ノイアーと1年間一緒に練習することは、シャルケで1年間ゴールを守ることよりも、ニューベルの成長を助けてくれるはずだ」

今週に入りBミュンヘンのウリ・ヘーネス会長は「それ(ニューベルを獲得するか)は(サリハミジッチ)SDの仕事だからね。投資は2500万ユーロ(約31億2500万円)以内だろう。ただし、この件は私の管轄ではない」とコメント。完全には肯定しなかった一方で具体的な額に触れるなど、どちらとも取れる発言を残しており、その行方に注目が集まっている。