リバプールのFWラヒーム・スターリング(20)が、危険な薬物を吸引した疑いでクラブから調査を開始され、ロジャーズ監督とは面談を行うことになった。

 同選手は英国の若者の間で流行している「風船ドラッグ」と呼ばれる薬物を吸引。その様子を英サン紙に報じられた

 この薬物は亜酸化窒素のことで、風船に入れられた同薬物を吸い込むことによって、興奮作用が得られるという。

 サン紙が入手したビデオによると、スターリングは風船ドラッグを吸い、その後、笑いが止まらなくなり、そのまま寝たように倒れ込んでしまったという。

 英国では現在、風船ドラッグを吸う行為は違法とされておらず、ナイトクラブなどで若者を中心に広まっている。

 だが06年から、風船ドラッグを吸ったことが原因で17人が命を落としたとされるデータもあり、スターリングの行為は波紋を呼んでいる。

 スターリングは直前には水タバコを吸っている姿も報じられており、ロジャーズ監督もさすがに怒り心頭の様子。

 同FWの活躍で勝利した13日のニューカッスル戦後、「プロのスポーツ選手であれば、それ(風船ドラッグ吸引は)はすべきことではない。そのことを私から話しようと思う。我々は選手たちに『スーパー・プロ』でいてほしい。それはピッチ内外ともにだ」と話した。