10日に行われるクラブW杯開幕戦で広島と対戦するオークランドのスペイン人指揮官ラモン・トリブリエチ監督(43)が9日、相手のカウンター攻撃を警戒した。

 広島とは12年のクラブW杯でも開幕戦で対戦し、0-1で惜敗。トリブリエチ監督は「広島はいいクラブで、いい選手がそろっている。12年の時にいた選手も多いし、当時と印象は変わらない。タフな試合になるのは間違いない」と話した。

 その上で「広島はカウンター攻撃がうまい。ドウグラスや佐藤ら得点できる選手がいる。12年の試合でも我々がボールを保持し、攻勢をかける場面もあったがカウンターを食らった。注意しないといけない」と話した。

 一方、自軍では故障のために主将のMFビセリッチがプレーできないなど、不安を抱える。それでも同監督は「ウチは経験のある選手が何人かいない。その分、新たに獲得した若い選手たちがモチベーションと激しさをチームにもたらしてくれる。彼らは今までとは違ったプレーができる、新しい世代のニュージーランドの選手たちだ」と話した。