アフリカ王者のマゼンベ(コンゴ)が12日、広島とのクラブW杯準々決勝(13日)を前に大阪市内で会見を開き、国民へ勝利のプレゼントを約束した。5年前の準優勝クラブ。大会史上、南米王者と欧州王者以外が初めて決勝に進出した。

 そこから、国民の期待値は上昇。パリス・カルトロン監督(45)は「日本代表と戦うのは難しいチャレンジとなるが、アフリカチャンピオンズリーグでは厳しい戦いをしてきた。コンゴの人、アフリカの人とこの大会(の喜び)をシェアしたい」と誓った。

 強みは身体能力の高さを生かした守備力だ。指揮官は「点を取られることが難しいぐらい」ときっぱり。それでも謙虚さも忘れない。「アフリカのサッカーは他の国と比べるとまだまだ修行中。それぞれの試合を大切に戦うことが大事」と分析した。