クラブW杯で、4年ぶり3度目の優勝を狙うバルセロナ(スペイン)は14日に来日し、横浜市内で練習を開始した。世界屈指のスター軍団は17日、日産スタジアムで行われる準決勝から登場し、広州恒大(中国)と対戦する。

 昨季の国内リーグ、カップ戦を制し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも頂点に立ったチームは史上最強との呼び声が高い。看板は南米出身の点取り屋を並べたメッシ、スアレス、ネイマールの3トップ。ブラジル代表のネイマールは来日前に、左脚付け根を痛めた。

 タイトルを重ねるクラブは多額のスポンサー収入などで潤い、惜しげもなくチーム強化に費やしてきた。昨季の収益は過去最多の6億800万ユーロ(約809億円)。開催国枠で出場している広島の2014年度の営業収益は約31億円でしかない。

 同じ日本開催だった11年大会は準決勝、決勝とも4ゴールを挙げ、ライバルを一蹴した。今大会でも会場はほぼ満員となることが予想され、再び日本のファンを魅了するか。