J1王者の広島は19日、クラブW杯3位決定戦広州恒大戦に向け、横浜市内で非公開練習を行った。

 約1時間ほどで終え、軽めの調整。午後に会場の日産スタジアムでの会見に臨んだ森保一監督(47)は「日本の代表として、ここ日本で勝って、3位を獲得したい」と意気込みを語った。準々決勝ではアフリカ王者のマゼンベに3-0で快勝し、準決勝では南米王者のリバープレートに善戦を繰り広げながら0-1の惜敗。「世界各大陸王者に互角以上でやれて自信を深める戦いができた」と、世界でも手応えをつかんでいる。

 J1のリーグ戦後、チャンピオンシップを戦い、このクラブW杯に入り過密日程をこなしてきた。「心身ともに極限な集中をしてきた。体力的にも厳しいが、タフな戦いになればなるほど、力を発揮しようと選手たちはやってくれる。メンタル面でも疲れはあるけど、次の試合に向かって強い準備をしてくれると思っている」と、選手たちに全幅の信頼を寄せた。