J1王者のプライドをかけ、広島がアジアの壁を打ち破る。

 今日20日、クラブW杯3位決定戦で対戦する広州恒大には、日本勢がことごとくはね返されてきた。19日の横浜市内での非公開練習後、FW佐藤寿人(33)は「日本の前に立ちはだかってきた相手。逆に勝てれば、来季ACLで優勝が見えてくる。日本にとって壁。アジアの中でも抜きんでている」と警戒した。実際に、ACLで日本勢の広州恒大戦の通算成績は12年以降17戦3勝4分け10敗。決勝トーナメントでは1度も突破できていない。予算規模年間500億円ともいわれ、広島の約31億円(14年)と比べ20倍近い。それでも森保監督は「打ち破らないといけない壁。しっかりと我々が戦えることを植え付けたい」と闘志を燃やした。