ドイツ1部ケルンは1日、日本代表FW大迫勇也(27)が右足首靱帯(じんたい)損傷で数週間戦列を離脱すると発表した。日本代表が臨むW杯ロシア大会アジア最終予選のオーストラリア戦(31日、埼玉スタジアム)、サウジアラビア戦(9月5日、ジッダ)に出場できない可能性が出てきた。

 大迫は7月31日にオーストリア・キッツビューエルで行われたボローニャ(イタリア)との今季初の練習試合に先発出場したが、開始わずか12分で負傷交代。相手シュートをブロックした際に足首をひねったとみられる。1日に病院で診察を受けた。

 クラブ公式サイトは「チーム練習の参加は見合わせる。保存療法による回復をはかっていくことになり、木曜日(3日)にチームとともにケルンに戻る予定」と説明した。ドイツ紙ビルトも大迫の負傷を報じており、松葉づえ姿の写真を掲載。シュテーガー監督は「正確なことはまだ何も言えないが、所見ではあまりいい感じには見えない」との見方を伝えた。ケルンは20日の開幕戦でボルシアMGとぶつかる。

 大迫は日本代表では直近2試合で先発。6月13日の同最終予選イラク戦で得点も決めている。全治は判明していないが、日本代表のロシア切符の行方にも影響を及ぼす可能性がある。