FW原口元気が所属するヘルタ(ドイツ)が、ホームでゾリャ・ルガンスク(ウクライナ)を2-0で下し、初勝利を挙げた。

 前半16分に、左クロスをFWセルケが頭で決めて先制し、後半28分にもカウンターからセルケが抜け出し、相手GKとの1対1をかわして2点目を奪った。

 原口は1-0の後半14分から出場。2点目の場面で相手選手にプレッシャーをかけてパスミスを誘い、カットしたMFエスバインからのカウンターに導いた。

 一発退場となったブンデスリーガ第8節シャルケ戦以来、公式戦では5試合ぶりの出場を果たした原口は「しっかり走ってきたつもりだけど、やっぱり途中交代の30分は絶対にキツイのは分かってた。キツい中でもチームとしてやることはやれたかなと思います。後半ちょっと押し込まれてヘルタっぽい展開になりましたけど、粘り勝ちというか」と初勝利を喜んだ。

 レッドカードについては「ショック…というか、あれは自分のミスです。変な話、体が動いちゃうので。ボールを取りに。そこが良さでもあったわけだし、今日も取れるところもたくさんあって、少し抑えながら行きましたけどね。取り切れることが自分自身の良いところだと思ってたから。でも気をつけなきゃいけないことではあるし、もう当分…当分というか、一生(退場は)しなくていいかなとは思います」と苦笑いで振り返った。

 ヘルタは1勝1分け2敗の勝ち点4で、首位エステルスンド(スウェーデン)に3差、2位ゾリャ・ルガンスクとは2差。