10日の親善試合イングランド-ドイツ戦は0-0の引き分けで、11日の独紙ビルトは「ドイツ、ビッグチャンスを決められず」と報じた。

 ともにBチームでの対戦だったが、十分にスリリングなシーンがあり、多くの興味深い選手起用があったという。特に前半23分にはドイツが連続で3つのビッグチャンスを得ながら、ウェルナー、ザネ、ドラクスラーのシュートは決まらず。同21分にはザネのシュートがバーを直撃していた。

 3人のデビュー選手を含め若い選手をピッチに送ったイングランドは、オフェンシブではあまり多くのシーンをつくり出せなかった。ドイツGKテアシュテーゲンが試されたシーンは後半4分にバーディーのヘディングシュートを止めたところぐらいだ。

 ドイツ側から見た注目点はギュンドアンの復帰とハルステンベルクのデビュー。スタメン出場したギュンドアンは正確なパスといいポジショニングを見せたが、W杯レベルまで戻るにはまだもう少し時間と試合が必要なようだ。

 一方のハルステンベルクはポジティブな驚きとなった。好プレーを披露し、左サイドバックのポジションで、現在負傷離脱中のヘクターの対抗馬となれそうだ。