MF乾貴士が2ゴールを決めるなど3点に絡む活躍を見せ、エイバルがホームでジローナに4-1で快勝した。

 電光石火で乾が2試合連続ゴールを決めた。開始41秒、左サイドの深い位置からのDFホセアンヘルがスローインを相手DFと競り合ったFWシャルレスがスルー。このボールをフリーでペナルティーエリア左で受けドリブルで中央へ切れ込こんで右足シュートすると、ボールはスライディングしてきた相手DFの股を抜けてゴール左へ突き刺す先制弾となった。同10分には左サイドでボールをキープし、ライン際を駆け上がってきたホセアンヘルへ絶妙のヒールパス。ホセアンヘルは左足ダイレクトでクロスを上げ、ファーでシャルレスがヘッドを決め2点目も演出した。

 前半26分にFKを直接決められて1点差に迫られたが、後半9分、FWキケのシュートが相手GKにはじかれたこぼれ球に詰めて左足で蹴り込み、チーム3点目を奪った。乾の1試合2得点は昨季バルセロナ戦以来で、今季通算3得点目。

 チームは同ロスタイムにMFホルダンが得点して突き放し、6試合連続無敗の2連勝で勝ち点を24に伸ばし、暫定7位に浮上。欧州リーグ圏内の6位ビリャレアルとは暫定ながら勝ち点で並んだ。