元ACミラン、元イタリア代表監督のサッキ氏の独占インタビューが、14日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトに掲載された。

 以下、その抜粋。

 「ナポリは将来のチームだ。トッププレーヤーがいなくても、クオリティーと高い価値を持っている。サリ監督により今後も向上して行くだろう」

 「(ユベントスの)アレグリ監督はイタリアサッカー史上で最も優秀な監督の1人だ。ただしサッカーの美的感覚も追わなければならない」

 また、なぜ今のイタリアサッカーは面白くないのかというテーマについて「70年前の戦術重視で止まってしまったからだ。勝つことだけを考え、勇気や情熱、醍醐味(だいごみ)あるサッカーを考えなくなってしまった」と話した。

 「私は個人の技術向上にはあまり時間を費やさなかった。チームはシンクロナイズされて、つながりを保ちながら連動しなければならない。コンパクトになれば、近くから適切な瞬間にパスを受けることになる。60%ボールキープしていれば、ボールを触る時間が長くなり、おのずと向上する。フリットは練習中に高い技術を持っていないことがわかったが、試合になるとミスを犯すことは全くなかった。イタリアは若手育成をもっと重視すべきだ」とも話している。