サッカーの欧州主要リーグの冬季移籍期間が1月31日で終了した。今季はプレミアリーグの上位クラブを中心に、主力選手の動きが例年より活発だった。

 リバプールの攻撃の柱だったブラジル代表のコウチーニョは、200億円を超える移籍金でバルセロナ(スペイン)入り。昨夏からうわさされていた契約がまとまり、移籍期間が開いて早々に正式決定した。失点が多いリバプールは守備のてこ入れに、サウサンプトンからオランダ代表のファンダイクを獲得した。

 アーセナルでは、開幕前から去就が注目されていたチリ代表のサンチェスがマンチェスター・ユナイテッドに移籍。ビッグクラブ同士による交換が成立し、代わりにムヒタリャンが加入した。

 アーセナルは1月31日にドルトムント(ドイツ)のエースFWオバメヤンを獲得。その数時間後にフランス代表のジルーがアーセナルからチェルシーへ、ベルギー代表のバチュアイがチェルシーからドルトムントに移ることが発表され、移籍期間の終了直前で点取り屋の「三角トレード」となった。

 マンチェスター・シティーはビルバオ(スペイン)から将来のフランス代表を担う逸材と評価が高い23歳のDFラポルテを、クラブ史上最高額の5700万ポンド(約88億円)で引き抜いた。