日本代表から外れているメキシコ1部パチューカのMF本田圭佑(31)が1日、クラブ施設での会見に臨んだ。

 会見は入団時、クラブW杯前、そして今回と加入以来3度目となった。日本語、スペイン語、英語でやりとりし、しっかり語った。その一部は次の通り。

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 -欧州の冬の移籍市場が閉じた

 (メキシコは)もうリーグが始まってますし、僕にとっては、別に移籍市場が閉まったからといって、気持ちが変わったということはないです。

 -ここまで自分のプレーに満足は

 そうですね…。納得できてない部分がいまだ多くて、結果がそれなり出ているというのは、手応えとしてはあるんですけど。そこは結構チームのおかげだったり、偶然性だったり、まだ自分の確固たる自信には全然たどりつけてない。それを日々の積み重ねでもう少し、バージョンアップしていければなと思います。

 -具体的にどう納得していないのか

 試合見てもらったら分かると思うんですけど、勝利につながるプレーを増やさなくてはいけない。チャンスの多さという面でも、そこまで多くないですし、決めるところを決めているから一応結果は出ているわけですけど、どちらかというと、あれを決めておかないといけなかったというシーンを増やしたい。もう少しチャンスシーンを個人的にも増やさないといけないなと思っています。

 -パチューカの契約延長については

 まず、大前提としてパチューカのことを本当に気に入ってます。というのは、試合に出れてるからとか、出れてないからとか、結果が出てるとかではなく、いいときも悪い時もこの街のサポーター、クラブスタッフ、チームメートの姿勢にすごく感動しています。

 よくも悪くも、イタリアではそんなことはありえなかった姿勢なので。メキシコ人の素晴らしい面を垣間見ることができて、自分自身もまずクラブに対しては満足しています。

 ただ、契約延長についての話は、もともと入団した時にも話したと思うんですけど、1年契約ということをあらかじめ決めて来ているので、そこに関して、契約延長をするということについてはまた別問題。僕の幸せとか満足しているかということとは、全く別問題です。

 -ツイッターなどで子どもたちの将来を案じている。実際にメキシコで何かする予定や、チームメートとそんな話をすることは

 チームメートからメキシコの実態の話っていうのは、彼らが知っている範囲で一応聞いたりはしています。その中で、自分が日本人としてサッカー選手として、そういう社会貢献を望んでいる。人としてですね、何かの関わり合い、ヘルプができればいいなとは思っています。

 一方で、体はひとつですし、我々の組織としてやれる範囲に今のところリミットがありますので、いつ、どこでっていうようなところが、今のところは出ていないですけど、将来の事は分からないので、気持ちとしてはいつか、そういったホームの人だけでなく、人々のために大きなサポートができれば、僕としては自分の目標が達成されるわけで、うれしいなと思いますね。