【イスタンブール(トルコ)3日=岡崎悠利】トルコ1部ガラタサライに移籍した日本代表DF長友佑都(31)が、4日(日本時間5日午前1時開始)のアウェー・シバススポル戦の遠征メンバーに入った。チームの練習に合流してからまだ2日だが、早速ベンチ入り、さらにデビューする可能性が出てきた。

 長友はこの日正午ごろにクラブハウスに入り、チームで昼食をとってからミーティング参加。その後、約1時間の練習をこなした。すべて完全非公開で行われ、クラブ関係者によると順調にメニューを消化したという。練習を終えた午後4時すぎに1番にクラブハウスを出てバスに乗り込むと、出入り口で待機していたサポーターなどに気づいて車窓から笑顔で手を振った。

 地元紙の報道によればスペインへの移籍が決まりかけていたが、テリム監督が直接電話をかけるなどの熱心な説得でトルコ行きを決断したという。親日国であるトルコのサポーターからは「ラストサムライ」と名前がついた合成画像を作成されて迎えられるなど、大きな期待も寄せられる。クラブでのスタメン定着とその先にあるロシアW杯出場に向け、敵地で新たな1歩を踏み出す。