パチューカFW本田圭佑が強烈なFK弾で2試合連続のリーグ戦6得点目、公式戦通算9得点目を決めたが、チームは2-3で競り負けた。

 パチューカは前半19分、MFグティエレスが25メートルの左足ミドルシュートを鮮やかに決めて先制。しかし、同40分にセットプレーから失点して同点に追いつかれ、同ロスタイムにはMFエルナンデスがスパイクの裏を見せたタックルで一発退場。数的不利となった後半6分、自陣右からのクロスにFWレスカーノにフリーで抜け出されて左足で勝ち越し点を奪われた。

 この窮地を救ったのが本田の左足。同15分、ゴールほぼ正面28メートルの地点でFKを獲得。狙いすましたこん身の無回転左足キックは壁5枚の右を突き抜け、飛びついた相手GKの手も吹き飛ばしてゴール右へ突き刺さる豪快な同点弾となった。

 しかし、同29分にPKで再び勝ち越し点を奪われて2-3で敗れ、後期の成績は1勝1分け3敗となった。

 本田は後期開幕から5試合連続でフル出場。前半はトップ下、10人となった後半は2列目の右でプレー。後期は前節まで2得点3アシストを好調を維持していたが、この試合でも結果を出し、代表復帰へ猛烈なアピールを続けている。