バイエルン・ミュンヘンは10日にシャルケを2-1で下した。11日の独紙ビルトは「ハインケスがいなくても勝利」との見出しで、以下のように報じた。

 ブンデスリーガにはまだ本当の楽しさがあった。その証明が10日のBミュンヘン-シャルケだ。シャルケは勇敢なプレーをし、それが勝ち点で報いられることはなかった。だが、ファンに本当に素晴らしいサッカーを提供した。

 Bミュンヘンはユップ・ハインケス監督がインフルエンザでベンチ入りできず、アシスタントコーチのペーター・ヘアマンが代役を務めた。選手はハインケスがいなくてもうまくいくことを示した。

 前半6分、ミュラーのミドルシュートをGKフェアマンがはじいたところ、素早く詰めていたレバンドフスキが右足で流し込んだ。このゴールでレバンドフスキはホームゲーム10試合連続ゴールを達成。72-73年シーズンにハインケスが達成していた記録に並んだ。

 シャルケは同29分にエンボロのセンタリングをゴレツカがボレーシュートにいくが打ち切れず、そのこぼれ球をディサントが右足で決めた。

 Bミュンヘンは同36分に勝ち越しに成功する。ロッベンからの好パスで抜け出したミュラーが角度のないところからゴール。

 試合前にはスペイン紙がシャルケのマックス・マイアーも来夏に移籍金ゼロでBミュンヘンに移籍すると報じた。これに対して、Bミュンヘンスポーツディレクターのハサン・サリハミジッチ氏は「彼がスーパーな選手なのは言うまでもない。だが我々の中盤はものすごくそろっている」とコメントした。

 ビルト紙の情報ではマイアーには8クラブが真剣な興味を持っているという。その中にはアーセナルやバルセロナの名前も。合意はまだない。