アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、5位トットナムに0-1で敗れ、欧州CL出場権獲得圏内のリーグ戦4位以内で終えることが実質的に難しいことを認めているが、優勝すれば同出場権を得られる欧州リーグを優先させないことを明かしたと、11日付の英紙サンが報じた。

 アーセナルはリーグ戦6位で、1試合消化の少ない4位リバプールとの勝ち点差6(現地10日現在)。残り試合は11試合と、4位を目指すには厳しい状況に追い込まれている。ベンゲル監督は「私は欧州CL出場権を獲得するために、欧州リーグを使いたいと思うタイプではないんだ。それが正しいやり方だと思わないからだ」と、現状はリーグ戦を捨てることはないと話した。

 欧州リーグは15日に決勝トーナメント1回戦第1戦が行われる。優勝まで長い道のりとなる。「もし(優勝の)チャンスがあれば、(欧州CL出場権を)獲得するべきだと思うが、今でもプレミアリーグが優先だ。今日の試合は、負けてはいけないものだった」と、あくまでも最優先はリーグ戦であることを主張した。