フローニンゲンMF堂安律の今季5得点目となるゴールで同点に追いつき、チームはアウェーでVVVと1-1で引き分けた。

 開始早々の前半2分に先制され0-1とリードされた同15分、MFバクナの縦パスに右サイドから走り込み、ドリブルから左へ持ち直して相手DFをかわし、ペナルティーエリア内のほぼ中央に入ったところから左足シュートをゴール左へ鮮やかに決めた。1月21日ウィレム2戦以来、リーグ戦5試合ぶりの得点で同点に追いついたが、後半にスコアの動きはなく、堂安は1-1の後半41分に退いた。

 堂安は「(前半2分に先制され)早すぎたというのもあります。またかと思いました。泣きそうになりました」と苦笑い。しかし「失点してから、自分のタッチの感覚がすごく良かった。前回に比べても良かった。ボールも集まってきていたし、10番の選手(マヒ―)といいコンビネーションが出来ていたので、『何かできそうだな』という雰囲気を持った中であのゴールが(生まれた)。ファーストタッチが完璧だった。そこで決めないと左利きの選手じゃないと思うので、パターンとして良かったと思います」と自身の得点を振り返り、「やっぱりあと5点取りたいな。リーグ戦で2桁。あと10試合ですね。2試合で1点ペースで行ける」と気合を入れた。

 2試合連続引き分けのフローニンゲンは5勝9分け10敗の勝ち点24で暫定13位。