4日に31歳の若さで急死したフィオレンティナの主将、DFダビデ・アストーリの葬儀が8日、イタリア・フィレンツェ市内のサンタクローチェ教会で営まれた。棺は本拠地アルテミオ・フランキの前を通って運び込まれ、教会前には多くのサポーターが集結。ミサの様子はスピーカーで外に流された。

 元オランダ代表ファンバステン氏やイタリア五輪委員会のマラゴー会長、イタリア・サッカー協会のコスタクルタ臨時副会長、前イタリア代表監督ベントゥーラ氏らのほか、フィオレンティナや各クラブの選手、監督が次々に訪れ、サポーターから拍手を受けた。ユベントスGKブフォンは左手を大きく上げ、その拍手に応えた。

 葬儀後、棺が教会から運び出されると、サポーターたちはフィオレンティナの応援歌を歌い、「ダビデ、ダビデ」とコール。チームカラーの紫の発煙筒をたいて、温かい拍手を送った。

 元イタリア代表のアストーリは敵地ウディネーゼ戦のために滞在していたホテルで死亡しているのが発見された。