欧州チャンピオンズリーグ(CL)を3連覇したレアル・マドリード(スペイン)から、セリエAで7連覇中のユベントスに移籍することが決まったポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(33)について、移籍発表から一夜明けた11日付のイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは「ロナウドがユベントスに入団することによって、ほかのクラブとの差は大きく開くことになるかもしれない。しかし今後4年間、その素晴らしいプレーを見ることができるだろう。イタリアが出場しなかったロシアW杯の寂しい夏に、うれしい大ニュースだ」と伝えた。

 W杯に出場できなかったイタリア国民にとっては、降って湧いたような明るい話題。それは、たとえライバルチームであっても同じようだ。

 イタリア紙ラ・レプブリカによると、インテルミラノのモラッティ元会長は「ロナウドはインテルミラノに来て欲しかった。でも、仕方ない。既にインテルミラノは強いチームになっている。インテリジェンスなアイデアを持ったユベントスに称賛の言葉を贈りたい。ロナウドにもだ」と、ロナウド自身だけでなく獲得したユベントスにも拍手を送っていた。

 ユベントスがRマドリードに支払う移籍金は1億ユーロ(約130億円)で、4年契約。W杯が終わる16日にイタリア・トリノを訪れて入団会見が行われるという。