日本代表の前主将のMF長谷部誠(35=フランクフルト)が2日、アジア杯で準優勝に終わった日本代表にエールを送った。

1-3で日本が敗れたカタールとの決勝は練習と重なったため見られなかったが「日本代表はね、自分から退いている身なんで、そして今までずっと中にいて周りからいろいろ言われてた立場なんで。いい時も悪い時もあると思うんですよ。僕は一サポーターとしていい時も悪い時も関わらず、ずっと、応援してます。そういう感じです。良く決勝までいったなと思います」と話した。

長谷部の後を継いで日本代表の主将となったDF吉田麻也(30)は全3失点に絡み、試合後には「新たな役割(主将)を任されながら、ふがいない。未熟さを悔いている」とコメント。失望をあらわにした現主将に「僕自身もキャプテンやってる中で自分自身の未熟さというのは常に痛感していた。そういう意味では彼の気持ちも痛いほどわかる。でも、新しいメンバーになってベテラン、中堅、若手とバランスいいチーム作りしてるなという感覚がある。そういう中で新しいスタートなんで、これからだと思う。彼にはキャプテンの素質は全て兼ね備えていると思うんで。まあ全然これからでしょ、って感じですね」と励ました。

また、トルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍が決まった香川真司(29)について「今シーズンは苦しい時間過ごしてたと思うので、彼がまた自分の居場所を見つけられて、本来の彼の躍動している姿を僕も見たいと思う。今回の移籍はすごいポジティブなことだと思う。あと思ったのは、ドルトムントの功労者だから、やっぱりああいうことができたのかなって。僕も外側からしか見てないですけど、普通の選手だったらちょっと、もっと干されたりというのもあると思うけど、彼はドルトムントで残した功績とか本当にチームから評価されて愛されている存在なんだなというのを感じました」と語った。