今冬にドルトムントから期限付きでトルコ1部ベシクタシュに移籍したW杯ロシア大会日本代表のMF香川真司(29)が、衝撃の2発トルコデビューに「夢みたいなデビューで、いいスタートを切れたのでラッキーでした」と喜んだ。

加入3日目のアウェー戦でベンチ入りすると、後半36分に途中出場。16秒後のファーストプレーで、またぎフェイントからの右足シュートで初ゴールを奪い、その2分22秒後には直接FKを再び右足で決めた。

トルコデビュー戦で、わずか2分38秒でマルチ弾。ゴール間隔では2分22秒の離れ業だった。今季、不遇を味わったドルトムントからの移籍初戦で実力を見せつけたが「まだ、1試合だけなんで。もうこれから次の試合に切り替えて、次の試合もいい結果を出せるようにやっていきたいと思います」と引き締めた。ただ「とても幸せです」とも付け加え、大切な移籍初戦で結果を出した安心感もにじませた。

次節は本拠デビューとなる予定の10日ブルサスポル戦。「勝利だけ目指して、結果を残していく。そこだけだと思う。その結果と勝利に自分自身がどのぐらいかかわっていけるか。もう次の試合に切り替えて、ホームなので楽しみなので。1試合、1試合しっかり戦っていきたいと思います」と意気込んだ。