名門バルセロナに初の日本人選手が誕生する。日本代表MF安部裕葵(ひろき、20)が、鹿島アントラーズからスペイン1部バルセロナに移籍することが12日、正式に発表された。

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-決断の経緯は

安部 南米選手権に出発する前くらい(6月上旬)に聞いた。しっかりと決めたのは日本に帰ってきてから、最近(7月上旬)。

-オファーを受けて

安部 誰もが知っているビッグクラブ。驚いたし、冷静に考えることはすごく難しかった。

-バルセロナの評価は

安部 鹿島では前めのポジションをやってきたが、それ以外でもできるんじゃないか、と。ポジションにこだわりはない。サッカーの本質を学びたい。

-不安は

安部 ただ自分の成長を求めてそういう環境に行くことが自分らしさ。楽しみの1つだと感じている。

-3部相当の2部B

安部 トップチームと一緒に練習することもある。同じ環境で同じ時間に同じところにいられることが、とても大事なのでは。

-日本ツアー同行は

安部 そこも含めていろいろとやりとりしている。

-鹿島での2年半は

安部 僕を成長させてくれた。チームにすごく感謝している。数年後には、今想像もできないような立ち位置にいることもある。一生懸命やっていきたい。

-10番をつけたシーズンの途中でチームを去る

安部 悔いはない。