【フランクフルト(ドイツ)6日(日本時間7日)=岡崎悠利、中野吉之伴】日本代表に招集されたMF鎌田大地(フランクフルト)がリーグ第7節ホームでのブレーメン戦にトップ下で先発した。得点機もあったものの、今季リーグ初ゴールはならず。終盤に追いつかれて2-2と消化不良となったが、調子を維持して日本代表に合流する。

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鎌田は複数回あったチャンスを仕留められなかった。まずは前半8分、ゴール前でのこぼれ球を強烈な右足ボレーで狙うも、DFに阻まれた。続く20分には味方のパスで抜け出し、ほぼGKと1対1に。右足シュートはGKに当たり、クロスバーを直撃した。さらに後半9分には味方がクロスを頭で落としたボールにヒールで合わせたが、枠上へ。天を仰ぎ、試合後は「僕自身にもつきがない。これだけチャンスがあって入れられないシーズンはプロで初めて」と悔しがった。

10日には日本代表として、W杯アジア2次予選モンゴル戦(埼玉)が控える。FW大迫勇也がケガで招集できなかったこともあり、攻撃陣の1人として得点に絡むプレーがより求められる。移動面などでの体調管理にも大きな不安はないとし「代表は勝つことが一番大事。全力を注がないといけない。チームのためになれるように」と力を込めた。

○…DF長谷部は3バックの中央でフル出場した。9月27日の前節で脳振とうと診断されたが、早々に復帰。攻守にわたって存在感を示した。ただ2-1とした後半ロスタイムの反則で痛恨のPKを献上し、同点に。「責任は非常に感じている。勝ち点2は自分で失った」と、悔しそうな表情を浮かべた。また代表に招集されたMF鎌田に「あの質は日本代表でも十分武器になる」と期待を寄せた。