AZのDF菅原由勢(19)は、FW中村敬斗(19)が所属するトウェンテ戦で、ベンチスタートの予定だったが、急きょ先発して後半30分まで出場し、3-0の勝利に貢献した。

先発予定のDFスベンソンがウオーミングアップ中に欠場することが決まり、スタメン出場した菅原は、後半開始直後に左ポスト直撃のシュートを放つなど、積極的に攻撃参加した。惜しくも得点にならなかったが「チャンスを外したのは自分の責任だが、次に決めればいい」と引きずることはないと話した。また「今日は何回もオーバーラップしたし、自分の特徴を徐々に出していけている。結果が欲しかったが、ネガティブな内容ではない」と良いプレーが出来た納得の試合だったと語った。

また、U-17W杯の初戦で日本がオランダに3-0で大勝したことも触れた。「日本のほうが組織力がある。それを出せるか出せないか。日本が(組織力を)出したから勝てたと思います」と勝因を分析。さらに「本当に日本にはいい選手がいるというのを示してくれている。ますます、日本のサッカーが強くなっていくというのを実感してますし、世界も知ってきていると思います」と、後輩たちの勝利を喜んだ。

世界トップクラスの若手有望株がひしめくU-17W杯で活躍することで、欧州へのクラブへ移籍するチャンスが大きくなる。「(さらに活躍すれば)僕みたいにこっちに来られる選手が多くなると思う。日本人の価値は自分たちでしか上げられない。それを彼らが切り開いている」と力説した。

自身も日本代表へも思いは強い。同僚のFWステングスは11月に行われる国際Aマッチのオランダ代表候補に名を連ねた。「毎日(一緒に)やってますので、そういう選手がA代表というのも刺激になります。本当に僕も負けてられない。A代表は誰もが目指すところなので、僕も1日でも早く行けるように、ここで結果を残したいと思います」と話した。