22日にアウェーで行われた第14節レバンテ戦で、マジョルカに所属する日本代表MF久保建英(18)が3試合連続でスタメン出場を果たした。チームは惜しくも1-2で敗れたが、久保に対するスペイン各紙の評価は全体的に良いものだった。

マルカは試合翌日の紙面で久保にチームトップとなる2点(最高3点)をつけた。その他に2点が与えられたのはDFのヴァリエントとライージョ、MFのダニ・ロドリゲスの3選手のみだった。また、久保については「後半13分にペナルティーエリア正面からのシュート(GKの正面をついて得点ならず)でレバンテに警報を鳴らした久保の足から、同点ゴールが生まれた。(アシストの)サストレに素晴らしいパスを送った」と高評価。試合終盤のシュートが相手GKフェルナンデスに防がれたことも伝えている。

アスも試合翌日の紙面の評価で、チーム最高点タイの2点をつけていた。プレーについては「天才的なパスを送った」と同点弾の起点について絶賛した。マジョルカの地元紙ウルティマ・オラ(電子版)もアス紙も同様に高評価。地元紙ディアリオ・デ・マジョルカ(電子版)は、久保が試合終盤に放ったボレーシュートが相手DFの手にボールが当たったと主張。PKを与えるべきだったと伝えている。

また、久保のボレーシュートについてモレノ監督は試合後の記者会見で「前半1分のフェバスと、後半ロスタイムのタケのプレーを見直さなかったことに対する説明が全くつかない」と怒りをあらわにしていた。(高橋智行通信員)