アーセナル所属のガボン代表FWオバメヤン(30)に、バルセロナとレアル・マドリードのスペイン2大巨頭が興味を示していると、27日に英紙デーリー・スターが報じている。

すでに中国のクラブから巨額の獲得オファーを受けていると報じられているオバメヤンは、アーセナルと契約が2021年6月30日まで残っている。だが、クラブでのプレーに満足しておらず、来夏の退団を考えているという。この状況に英紙はスペインのビッグ2が同選手の動向を注意深く追っていると報じた。

バルセロナはFWスアレスの代わりとなる信頼できるFWを探しており、オバメヤンを獲得候補の1人に挙げているという。一方でRマドリードは今夏に6000万ユーロ(約72億円)で獲得したFWヨビッチがうまくフィットしていないため、クラブは来夏にFWの補強を検討、これまで以上にお気に入りの1人になっているオバメンヤンの獲得を目指していると伝えた。

2016年2月20日、オバメヤンはフランス誌レキップマガジンで「祖父が2014年に亡くなる前、僕はいつの日かRマドリードでプレーすると祖父と約束した。僕の祖父はアビラ(スペインの町)出身だったんだ。それを祖父に告げたが、難しいことは分かっている。でもそれは自分の心の中にあることなんだ」と、Rマドリードでプレーする夢を明かしていた。

その後、2018年夏にドルトムントからアーセナルへと移籍し、今シーズンはここまで公式戦9ゴールを決めている。

(高橋智行通信員)