ガンバ大阪の日本代表DF三浦弦太(24)が今オフ、ベルギー1部シントトロイデンへ移籍する可能性があることが19日、分かった。

本人とG大阪へは既に獲得の打診は届いており、推定2億円の違約金など移籍条件がクリアされれば、欧州から22年ワールドカップ(W杯)カタール大会を目指すことになる。

183センチの三浦は空中戦に強いセンターバックで、今回の東アジアE-1選手権では初ゴールも記録するなど存在感を示した。今夏はスペインのクラブから正式オファーが届いたが、J1残留が危ない状況だったG大阪が強く慰留。わずか半年で2度目となる欧州からの誘いに対し、本人は「評価はうれしい」と話しており、G大阪側も移籍条件が整えば引き留めは難しいとしている。

シントトロイデンはFW鈴木優磨ら日本人3選手が在籍し、今夏までDF冨安健洋も所属した。現在16チーム中11位で1部残留へは守備強化が急務だ。

G大阪では横浜など複数から移籍の打診を受けていたMF小野瀬康介(26)が残留を決意。一方で三浦の流出に備え、J2山形DF熊本雄太(24)と名古屋MF和泉竜司(26)の獲得を目指している。

◆三浦弦太◆みうら・げんた 1995年(平7)3月1日、愛知県生まれ。大阪桐蔭、清水を経て17年G大阪移籍(今季でゲーム主将2年目)。19年アジア杯など日本代表として10試合1得点。183センチ、77キロ