スペイン1部バルセロナのBチーム、バルセロナBに所属する安部裕葵(21)が11日に手術を受け、全治5カ月であることがクラブの公式サイトで発表された。

安部は2日にアウェーで行われた3部リーグ第23節プラット戦の後半34分に負傷し、右足大腿(だいたい)二頭筋の腱(けん)断裂と診断されていた。11日にフィンランド・トゥルクで受けた手術は成功したものの、戦列復帰までに5カ月を要することになった。7月に開幕する東京オリンピック(五輪)の代表入りは絶望的となった。

キレのあるドリブルを武器とする安部は昨夏に鹿島アントラーズから移籍。今シーズン、バルセロナBで3部リーグ20試合(先発16試合)に出場して4ゴールを記録し、ガルシア・ピミエンタ監督にとっての重要な選手のひとりになっていた。(高橋智行通信員)