フランス1部リーグにも新型コロナウイルスの影響が及んだ。7日に開催予定だったGK川島永嗣(36)が所属するストラスブールとパリサンジェルマンの試合延期が決定した。

同リーグは6日に「感染拡大が懸念されるバラン県(北東部)からの要請を受けて延期を決定した」と発表。代替日は決まっていない。英BBC放送電子版によると、6日の夕方時点でフランスでの感染者は613人で、死者9人。4月5日開催予定だったパリマラソンが10月に延期されるなど、国内の他のスポーツにも影響が出ているという。

新型コロナウイルスの影響は拡大の一途をたどっている。欧州のサッカー界では、セリエAがすでに多くの試合を延期。開催には無観客が義務付けられている。スイスでは延期が決まり、イングランドでは試合前の握手が禁じられた。

さらに、元デンマーク代表のカーレンベルク氏が同ウイルスに感染して隔離状態だという。オランダのアムステルダムで感染した可能性があると報じられている。また、同氏と接触したとみられるデンマーク1部ブレンビーの選手やコーチら13人が隔離されるなど、欧州でも影響が広がっている。